リーザの胎児

アークザラッド22話より③

科学者「信じられません。聖母の核が押し戻されるなんて…。」
セレンディア「そんなこと…本当にありえるんですか？」

科学者「しかし…」
驚く二人をよそに、淡々と試験管を手に取るクライブ。

試験管の中には胎児のような、異形の物体があった。
クライブ「これも…彼女の力だ。」

その形状は胎児そのもの。へその緒らしき部分もあるため、一時的にだがリーザが聖母の核を妊娠していたのは間違いなかった。

だが、彼女はその特別な力によって流産してしまったのだ。